インプット系

インプット系で最も支持を得ているのがイヤーノートである。9割以上の国試受験者が携帯している知識整理集である。レビューブック?も同系統の本であるが、こちらの方が内容がコンパクトになっている。レビューブック?は携帯しやすいため、ポリクリの際の携帯に適している。
早めに国試対策をしようと思ってイヤーノートを4年生のうちに買ってしまうのはよく考えてからにした方がいい。イヤーノートはまとめられた知識の最終産物である。その知識の裏にどういった病態生理が隠れているのかは書いていない。つまり、ある程度勉強を進めてからでないの無用の長物の化してしまうのがこの本だ。また、高価であり、毎年刊行される。よって、あまりに早い時期に買うのも考えものである。
イヤーノートの範囲外の小児科や産婦人科は国試マニュアル100%で補えばよい。

これらのインプット系の本はあくまで医師国家試験のためにまとめられた本である。よって、これまでの定期試験などで使用してきた教科書に比べると、当然であるが情報量は劣る。病態生理や薬の作用機序などで躓いた際には、過去に使用した教科書に立ち返ることが必要である。

アウトプット系

以前は、クエスチョン・バンクが多数派であった。
最近は予備校の講座を中心に組み立てる医学生も多い。東京医科大学などは、9割以上がクエバン非使用である。

医師国家試験対策問題集一覧