小保方晴子らのチームが万能細胞(STAP細胞)を発見したが、次々と不審な点が発見され、次第にその信憑性が怪しまれる。
医師国家試験の受験生としては、必修パートにおいて関連問題が出題されると思っておいてよい。「論文盗用」に関する問題は必ず出題されると思う。さすがにSTAP細胞の知識までは問われないと思うが、iPS細胞に関しては必修の医学史分野で問われるかもしれない。
1.論文に酷似した画像がある
2.アメリカの科学誌に掲載された他人の論文に酷似する記述がある。
3.博士課程の修了論文にも広範囲のコピー&ペーストが使用されていた
→小保方氏「博士論文は下書き。本物は別にある。」
→早稲田大「そんなものは見たことない」
刺激惹起性多能性獲得細胞。刺激を与えると様々な細胞に分化する細胞。脊髄麻痺のあったサルがSTAP細胞により回復効果を示したとの報告がある。つまり、ヒトに使用すれば恒久的な障害の回復、若返りに寄与する可能性がある。
人工多能性幹細胞。体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞。2006年、山中伸弥率いる京都大学の研究グループによってマウスの線維芽細胞から初めて作られた。
STAP細胞 | iPS細胞 | |
培養時間 | 最短2日 | 2週間〜3週間 |
がん化の可能性 | 低い | 比較的高い |
分化 | 胎盤を含む全ての体細胞に | 胎盤以外のすべての体細胞に |
作成法 | 外的刺激 | 遺伝子操作 |
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