皮膚の生理、疾患を学ぶ。皮膚は内臓病変を表す器官でもあるため、アレルギー・膠原病で学んだ疾患とオーバーラップすることも多い。
疾患数が大変多く、見慣れない漢字も多用されているため覚えるのに苦労する。また、環状、花弁状などといった病変の状態を表す語も多用されるため、各疾患を区別するのが大変である。これらを文字だけ見て勉強するのは不可能なので、写真を見ながら暗記していくしかない。
病態生理を理解して関連付けて暗記していくタイプの科目ではなく、画像とともに一対一で暗記をする科目である。絵を見て瞬時に診断することが求められる。絵は典型例しか使用されないので、それと診断名を1対1で結び付け、ついでに難しい用語のイメージをつけておく。
あっさり仕上げたい人は国試マニュアル100%。しっかり勉強したい人はSTEP皮膚科かあたらしい皮膚科学を使うことが多い。ただ、皮膚科は目で見て覚える科目なので、国試マニュアル100%は画像が少ないという欠点がある。文字だけで覚えようとするとイメージが浮かんでこず、結果として遠回りになってしまう場合もある。
STEP皮膚科とあたらしい皮膚科学はともに図は多い。詳しさ、図の多さ、シェーマの多さに関してはあたらしい皮膚科学が一歩秀でるが、どちらを用いても満足いく勉強ができるはずだ。定期テストの段階で少しでも典型症例の絵を覚えておくと国家試験の対策の時楽になる。
分類 | 書名 |
要点 | 国試マニュアル100% |
STEP皮膚科 | |
詳細 | あたらしい皮膚科学 |
標準皮膚科学? | |
成書 | 皮膚科学? |
画像 | 皮膚科典型アトラス560? |
皮膚病アトラス? | |
洋書 | Rook's Textbook of Dermatology |
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