医師国家試験の過去問+解説書。代表的なアウトプット演習書。大半の医学生がこの本を中心に国試対策を立てる。最近はTECOM、MECが優勢だが。
臨床系5冊、公衆衛生1冊、必修3冊の計9冊で構成されている。問題は過去10年分に加えて、類似問題や重要な問題がピックアップされている。さらに、問題は疾患別別に分かれており、一般問題や臨床問題も分けて掲載しているため、学内試験にも対応できる。一般的に、国試の解説書と言ったらQB(クエスチョン・バンク)となるほど売れている。
クエスチョン・バンクは、メディックメディアが発売しているので同じ出版元のイヤーノート、病気がみえるとの連携が図られている。使いなれたイヤーノートの図表、記述がクエスチョン・バンクでも見られるので、知識の確認に最適である。
5年次のポリクリ中に使用する学生が多い。「1周目問題」というのがあり、これを解くことでその科の概要を学ぶことができるため、実習前に問題を解いて臨むと効率が良い。
vol | 科 | 発売日 | 価格 | Amazon |
1 | A:消化管・腹壁・腹膜疾患 B:肝・胆・膵・脾疾患 C:心臓・脈管疾患 | 毎年3〜4月 | 10,500円 | ○ |
2 | D:内分泌・代謝・腹膜 E:腎・泌尿器 F:アレルギー・免疫・膠原病 G:血液・造血器疾患 H:感染症 | ○ | ||
3 | I:呼吸器・胸壁縦隔疾患 J:神経・精神・運動疾患 K:中毒・物理的疾患 L:救急医学 M:麻酔科 N:医学総論 | ○ | ||
4 | O:小児科 P:産科 Q:婦人科 | ○ | ||
5 | R:眼科 S:耳鼻咽喉科 T:整形外科 U:精神科 V:皮膚科 W:泌尿器科 X:放射線科 | 12,600円 | ○ | |
6 | 保健医療・公衆衛生 | 4,515円 | ○:? | |
必修1 | 1.医の倫理,患者の人権 2.社会と医療 3.診療情報と諸証明書 4.医療の質と安全の確保 5.人体の構造と機能 6.医療面接 7.主要症候 | 毎年秋 | 3,990円 | ○:? |
必修2 | 8.一般的な身体診察 9.検査の基本 10.臨床判断の基本 11.初期救急 12.主要疾患・症候群 | ○:? | ||
必修3 | 12.主要疾患・症候群 ( ガイドライン12-A45から) 13.治療の基礎と基本手技 14.死と終末期ケア 15.チーム医療 16.生活習慣とリスク 17.心理・社会的側面 18.一般教養的事項 | ○:? | ||
計 | 9冊 | 71,085円 |