#contents

*神経学で学ぶこと [#fa2df9a4]
神経学は、神経内科＋脳神経外科であり、内科も外科もそれぞれ異なった疾患が出てくる。しかし、[[国家試験:http://wiki.holy.jp/kokusi/]]的には神経内科の方が重要であり、脳神経外科のウエイトは低い。

神経疾患を学ぶ上で重要なのが[[解剖学>解剖学の教科書]]の知識である。例えば、大脳の機能局在、神経伝導路などは既に学習済みと思うが、神経疾患は暗記量が大変多いため、これらの知識を総動員しないと覚え切ることは不可能になってしまう。MLF症候群はその典型例であり、眼球がどの方向に動くかを丸暗記していたのでは忘れてしまう。支配神経の伝導路を把握したうえで神経の教科書を読むことが最も効率が良い。
また、開頭手術は侵襲度合いが高いため、神経疾患では薬物療法の頻度が高い。[[薬理学>薬理学の教科書]]で学んだ薬理作用を見直す必要も出てくる。

*神経学教科書の選び方 [#n47c7032]
**神経内科 [#re5d13cc]
神経領域の解剖を覚えるには[[イラスト解剖学]]がいい。疾患を覚えるために簡略化された図は大変わかりやすい。その知識をもとにして、理論だてて覚えるためには[[新・病態生理できった内科学7・神経]]が適している。なぜこのような症状が出るのかが明確に描かれているため、記憶に残りやすい。
2011年3月に[[病気がみえる7・脳・神経]]が発売され、書店では売り切れ続出である（2011年5月現在）。500ページの大容量であり、解剖から疾患解説までかなり丁寧に解説されている。授業にしっかり出ている人はこれ一冊でもいいかもしれない。

**脳神経外科 [#ra93b953]
[[STEP外科1(外科総論・脳神経外科)]]がわかりやすいため、これ一冊で問題ない。

**レポート [#va4fd1ae]
外科領域は[[脳神経外科学]]。これに載ってないものはない。

*メインで使う教科書 [#nf8ae8a1]
#tvote("病気がみえる[5]","STEP[2]")
※新規項目は「その他」の欄に記入すればリスト化されます。


*神経の教科書一覧 [#zfa2a9ca]
|分類|書名|
|要点|[[STEP内科1(神経・遺伝・免疫)]]|
|~|[[STEP外科1(外科総論・脳神経外科)]]|
|~|[[病気がみえる7・脳・神経]]|
|~|[[新・病態生理できった内科学7・神経]]|
|~|[[アイメディスン4]]|
|成書|[[医学生・研修医のための神経内科学]]|
|~|[[神経内科ハンドブック]]|
|~|[[標準脳神経外科学]]|
|~|[[臨床神経内科学]]|
|~|[[脳神経外科学]]|
|臨床|[[ベッドサイドの神経の診かた]]|
|病理|[[カラーアトラス神経病理]]|
|解剖|[[イラスト解剖学]]|
|洋書|[[Merritt’s Neurology]]|
|~|[[Neurology and General Medicine]]|

*コメント [#lebe4219]
#pcomment(,reply)