神経学で学ぶこと †
- 神経学は、臨床的な分類では神経内科+脳神経外科となる。
- 内科も外科もそれぞれ異なった疾患が出てくる。
- しかし、国家試験的には神経内科の方が重要であり、脳神経外科のウエイトは低い。
- そもそも、どの科目でも外科系は手技の知識が大半になってしまうので、試験で搭載には内科系の問題となることは必然である。
- 神経疾患を学ぶ上で重要なのが解剖学の知識である。例えば、大脳の機能局在、神経伝導路などは既に学習済みと思うが、神経疾患は暗記量が大変多いため、これらの知識を総動員しないと覚え切ることは不可能になってしまう。
- MLF症候群はその典型例であり、眼球がどの方向に動くかを丸暗記していたのでは忘れてしまう。支配神経の伝導路を把握したうえで神経の教科書を読むことが最も効率が良い。
- また、開頭手術は侵襲度合いが高いため、神経疾患では薬物療法の頻度が高い。薬理学で学んだ薬理作用を見直す必要も出てくる。
神経学教科書の選び方 †
- 解剖を意識しながら学習できる環境が理想であり、ミクロ的、マクロ的な画像が豊富な教科書が望ましい。
- 病気がみえる神経が出版される前はイラスト解剖学が重宝されたが、2022年現在、病気がみえるを主体とした勉強法で構わない。やや文章知識が軽めになってしまう欠点はあるが、全体像を抑える目的としては最適である。
神経内科 †
- 神経領域の解剖を覚えるにはイラスト解剖学がいい。疾患を覚えるために簡略化された図は大変わかりやすい。その知識をもとにして、理論だてて覚えるためには新・病態生理できった内科学7・神経が適している。なぜこのような症状が出るのかが明確に描かれているため、記憶に残りやすい。
- 2011年3月に病気がみえる7・脳・神経が発売され、書店では売り切れ続出である(2011年5月現在)。500ページの大容量であり、解剖から疾患解説までかなり丁寧に解説されている。授業にしっかり出ている人はこれ一冊でもいいかもしれない。
脳神経外科 †
レポート †
メインで使う教科書 †
#tvote("病気がみえる[5]","STEP[2]")
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神経の教科書一覧 †
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