血液学で学ぶこと

血液学では、血液の成分やその成分に起因する疾患を学んでいく。赤血球の疾患・白血球の疾患・血小板の疾患とわかれているため全体像は掴みやすいが、それぞれの疾患ごとに検査値が微妙に違ってくるので、病態とともにそれらを正確に把握できるかがポイントである。検査所見が多いため、病態をしっかりと理解しないと無駄に暗記量を増やすことになってしまう。例えば、再生不良性貧血と骨髄異形成症候群の鑑別の話はよく出るが、鑑別点を全部覚えるのは大変である。ここでは、再生不良性貧血は骨髄低形成による汎血球減少、骨髄異形成症候群は無効造血による骨髄過形成という点を記憶していれば、血清鉄値、鉄消失時間、血清フェリチン値、LDH値、幼若細胞の有無、血清エリスロポエチン値などの高低を自然と導き出すことができる。

血液と組織学

血液を学ぶ上で組織学は大変重要な地位を占める。貧血の種類や球性白血病の分類などで、必ずと言っていいほど組織像が出てくるからだ。しかも、なかなか見分けが難しいため、集中して学習する必要がある。何枚も特徴的な写真を見て、確実に鑑別できるようにしておこう。

血液学教科書の選び方

通常学習

病態を理解するにはSTEP内科2(感染症・血液)新・病態生理できった内科学5・血液アイメディスンがよい。病気がみえる5・血液だと検査所見の暗記になりがちなので、ある程度理解した人が眺める程度にするのがいいかもしれない。

骨髄組織を学ぶにはわかりやすい骨髄病理診断学がわかりやすくて良い。

レポート

白血病・リンパ系腫瘍の病態学カラーテキスト血液病学レベルを用いる。

メインで使う教科書

#tvote("1[3]","-1'[1]","病気がみえる[1]")
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血液の教科書一覧

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