眼科で学ぶこと

眼球、眼球付属器などの解剖学を基礎とし、各種眼科疾患を学んでいく。主要疾患としては緑内障や白内障がある。診断の際の眼科検査機器は他科目では登場しないようなものばかりなのでよく問題にも出される。眼科では小さな場所に重要な臓器が詰まっているため、肉眼解剖だけでなく、組織学も大変重要になってくる。

眼科のキー疾患

緑内障と白内障である。緑内障で最も患者数が多いのは正常眼圧緑内障であるが、医師国家試験CBTでは閉塞隅角緑内障、緑内障発作が問われる。また、眼科の手術で最もポピュラーなものが白内障の超音波乳化吸引術(PEA)と眼内レンズ挿入術(ILO)なので、これもチェックしておく必要がある。

眼科教科書の選び方

準備段階として解剖学の知識を確認しておく必要がある。細かいところなので結構忘れている知識もあるかと思う。ネッター解剖学アトラスなどの解剖学書で確認するといい。定期試験でも医師国家試験でも「眼窩を構成する骨は?」などといった解剖学寄りの問題も出題される。

非常に多くの人がSTEP眼科を使用している。というのも、簡易的教科書と言われているシリーズでは、STEPシリーズ以外に眼科がないからである。300ページ弱なので、授業範囲を拾って読んでいけば1〜2日で読み終わる分量である。あと、あまり知られていないが、現代の眼科学もまとまった教科書である。問題演習に100問ノススメを知識定着が良くなる。

国試マニュアル100%100問ノススメの組み合わせも人気であるが、こちらはあくまで最低限の知識なので、効率よく仕上げたい人向けである。

眼科の教科書

分類書名Amazon
要点STEP眼科
国試マニュアル100%
100問ノススメ
詳細イラスト眼科
標準眼科学?
成書眼科学?
現代の眼科学
眼底レーザー治療図譜?
解剖ネッター解剖学アトラス
洋書Clinical Ophthalmology?

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