![[簡易的教科書]](image/igaku.jpg "[簡易的教科書]")
簡易的教科書である4シリーズを比較していく。
臨床講義における医学生の学習目標は朝倉内科学やハリソン内科学であるが、この2冊は情報の羅列であるため試験対策は難しい。そこで重要になってくるのが簡易的教科書である。定期試験や医師国家試験におけるエッセンシャルミニマムをみやすくまとめた教科書である。このページでは、STEPシリーズ、病態生理できった内科学、病気がみえる、アイメディスンの特徴を比較していく。
| シリーズ | 詳しさ | 文章量 | 図表 |
| STEPシリーズ | 5 | 5 | 1 |
| 病態生理できった内科学 | 4 | 4 | 2 |
| 病気がみえる | 2→3 | 1 | 5 |
| アイメディスン | 5 | 4 | 3 |
アイメディスンはまだ歴史が浅く、評価がしづらいため残りの3シリーズを比較していく。
この3者は、
�（絃麓臑里�STEPシリーズ、病態生理できった内科学
�▲ぅ薀好伴臑里�病気がみえる
に分けることができる。�，諒�が�△茲蠅眈椶靴い�、図表が少ない。
ここで注意したいのは、�，鉢△脇韻�簡易的教科書であるが、性格は全く異なるものであるということである。�，�STEPシリーズ、病態生理できった内科学は、朝倉内科学などの本格教科書をわかりやすい言葉で記したものである。そのため、この本だけで独学をすることは可能だ。しかし、��病気がみえるは、高校課程でいうところの「資料集」である。これだけでの独学は難しく、あくまで何か柱となる別の学習教材が必要になってくる。
多くの医学生は、まずは大学の定期試験用として簡易的教科書を買うことになると思う。授業にしっかりと出ている人ならば病気がみえるが最もおすすめできる。大学の授業やプリントを柱の学習教材とし、該当範囲の病気がみえるを通読するだけで定期試験は問題なく通過できる。下手に詳しい教科書に手を出すよりも、こちらの方が確実である。授業にあまり出ていない人は、いきなり病気がみえるや授業プリントを見てもわかりづらいと思うので、STEPシリーズや病態生理できった内科学を使うといい。
簡易的教科書は導入と国家試験にはいいが、本来医学生が求められている知識量には到達できていないことに注意したい。
私の周りではかなり評判が良い。医学生が覚えるべき膨大な情報を明瞭な図一つでまとめているため、勉強のサポートに大変役立つというのが支持されている理由である。今までこのような教科書がなかったため、革命的な本ともいえる。他の教科書と性格が異なることと安いことが合わさって、「病気がみえるは教科を問わずに揃える」という人がほとんどだ。みやすくて分かりやすいため、揃えておいて損はないと思う。
2013年現在、改定が加わりかなり詳しい内容となってきた。神経の分野などは500ページもある。その他の分野もどんどん増量していっているため、詳しさという点においてもSTEPに劣らないものとなった。
2019年、さらにボリューム増大により、知識量でもSTEPシリーズに迫る勢いである。さすがに上回りはしないが、かなりの内容量となってきている。
メインで使う教科書は？
#tvote("病気がみえる[102]","アイメディスン[93]","病態生理できった[93]","STEP[33]")
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