世界的に定評のある薬理学書「Basic and Clinical Pharmacology」の日本語版。アメリカでは多くの医学生に使用されている。薬理作用、作用機序等の知識レベルは薬理学の分野で最高レベルである。ただ、文章量が多く、翻訳版特有の読みにくさも相まって、通読には向かず、辞書として使用した方が効率が良い。英語の読める人は原書で読んだ方がよい。
カッツング薬理学から重要な知識を選んで掲載している解説書+演習問題集。記述量も半分となり、カッツング薬理学よりも試験対策向きである。まとめと章別問題が記載されているので、時間のない時はそれを見るだけでもそれなりの学習はできる。教科書として持ち運び、授業に携帯するのに適している。各章末の多彩な演習問題で、問題を解きながら同時にコア薬理学を習得でき、国家試験対策問題集としても利用することができる実践的な書。
・生薬やサプリメントの化学成分、薬理作用、臨床試験、副作用、相互作用と注意事項まで記してある。
・洋書であるが、日本語版には「日本で入手可能な薬剤リスト」が追加されているため、日本の医療事情にも適応している。
・知らない薬剤が平気で登場する。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
カッツング薬理学 | Bertram G.Katzung | 1128 | 丸善出版 | 2009/03 | 17,850円 | ○ |
コア薬理学 | Anthony J. Trevor他 | 622 | 2006/01 | 8,190円 | ○ |