テレビ局は他業界に比べて年齢には寛容である。都市銀行などは、能力があってもプラス2年以上は門前払いを食らう場合もあるが、テレビ局では能力があればプラス2年でもチャンスはある。ただし、その寛容さにも程度があり、キー局は比較的厳しく、地方局は比較的寛容である。また、アナウンサーよりも一般職のほうが寛容である。これは当然といえば当然で、能力が同じならば若い方を取るというのは理解しやすい。キー局の場合は受験者が圧倒的に多いため、若く能力の高い学生が多い。採用試験では何人も横並びとなる可能性があり、そうなった場合はプラス3年などという年齢面での不利が表に出てきやすい。
逆に地方局では受験者が少なく、能力の高い学生も多くないため、多少年齢が行ってても優秀な学生を取るという方針は納得できると思う。私の勤めていたテレビ局でもプラス3年の学生にも内定を出しており、やる気や能力を最優先した採用であったと感じられた。