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概要

第91回より導入された悪しき伝統。必修問題100問のうち8割取らなければ不合格となる。
「5年生の時に解いても9割取れるが、必死で勉強した国試本番では8割切ってしまう」そんな問題が出題される。現状では単に運の良さを競う試験となっており、勉強・ポリクリの達成度は全く測れていない。

必修の狙い

ポリクリ重視の国家試験問題というコンセプトのもとで作られている。実際に出される問題は臨床現場を意識してはいるが、ポリクリをしっかりやったからといって高得点できるものではない。そもそもポリクリは各大学、各グループによって全く内容が異なるものであり、それをペーパーテストで判断しようとすること自体が間違っている。現状では、出題される問題によって得点が左右される状況にあり、ポリクリの達成度は全く評価できていない。

配点

一般1点/問、臨床3点/問。
紛れをなくすのならば、臨床の配点をもっと低くして問題数を多くしなければいけない。

問題の不備

「必修8割以上」を謳っているのならば、勉強した受験生は必ず得点できる問題を出題しなければいけない。しかし、現状はそれが守られておらず、出題員が好き勝手に問題を作成している状況である。例えば108回では以下のような問題が出題された。

 C-12 頭部にみられる病的所見はどれか。
 a asterixis
 b clubbing
 c gynecomastia
 d nystagmus
 e scoliosis

医学英語を学んで欲しいというコンセプトにより数年前から英語問題が出されているが、果たしてこの問題で医学英語の学習成果を測ることはできるのであろうか?今後100時間医学英語を勉強したとしても、この問題の正解率は変わらないだろう。このような問題を作った者は即辞任しなければいけないと思う。また、108回では非典型症例が複数出題され、いずれの問題でも低い正答率を記録した。「必修」であるならば、そうした問題は1問でも存在してはいけない。元々のコンセプトと違うからだ。近年では出題員の手抜きによりそうした問題が散見され、運の無さにより不合格となってしまう受験生が多い。これでは医師国家試験の存在意義さえなくなってしまう。おそらく現在の出題員を一掃しなければ良い問題は出来上らないだろう。

必修の対策

現状では、クエスチョン・バンク必修篇で必修の考え方を学び、診療と手技がみえるで実習の復習をすることがメインとなる。レビューブック必修篇も使える。検査や手技の項目がまとまっている。
しかし、現状の必修は正答率50%を割る様な問題が平気で出題される。必修対策に傾倒するよりも、各臓器別疾患をきっちり勉強することが大切だろう。

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