医療面接概要

医療面接は模擬患者さんとのコミュニケーション能力を見る試験である。他の実技試験と異なり、患者さんの発言に合わせてコメントしていく能力が求められ、最も練習を要する試験である。

合格するためには上手に会話をする必要はない。医学生の段階ではそこまで求められていない。聞くべきことをきっちり聞いていけば合格点を取ることはできるので、まずは質問項目を漏らさずに聞けるよう練習することが必要である。以下を押さえていけば必ず合格できる。質問例は「痛み」を主訴とした場合のものである。

医療面接当日

メモ用紙と鉛筆が用意されている。スタート時間までは書き込めない。書き込むと注意される。
試験時間は10分。10分の時点で鐘が鳴るが、そこからクロージングのみはできる。

オープニング

どうぞお入りください。どうぞおかけください。
本日診察を担当させていただきます○○大学の○○と申します。よろしくお願いいたします。
確認のためにお名前をフルネームで教えていただいてもよろしいですか?
○○さんですね。よろしくお願いいたします。

開放的質問

本日はどうされましたか?
そのことについてもう少し詳しくお聞かせ願えますか?

閉鎖的質問

症状に関する質問事項

部位

どこが痛みますか?

性状

どのような痛みですか?

程度

痛みの大きさはどれぐらいですか?

経過

いつ頃から痛みを生じていますか?

症状のおきる状況

どんなときに痛みますか?朝?夜?仕事?

増悪、寛解因子

何をすると痛むか。良くなるか。

随伴症状

痛みに伴って現れる症状はありますか?

日常生活

睡眠

夜へ眠れてますか?

食欲

食事の量はどうですか?

体重変化

体重の変化はありますか?

仕事

お仕事は何をされていますか?

ストレス

日常生活、仕事でストレスを感じていますか?

嗜好

タバコは吸われますか?お酒は飲みますか?

排便

答えづらいかもしれませんが、お通じの状況はどうですか?

月経、妊娠

答えづらいかもしれませんが、生理は順調に来てますか?

日常生活への支障度

日常生活にどれぐらい影響が出ていますか?

既往歴、家族歴

既往歴

過去に大きな病気にかかったことはありますか?健康診断で異常を指摘されたことはありますか?

家族歴

家族に似たような症状をお持ちの方はいらっしゃいますか?

常用薬

普段飲まれている薬はありますか?

アレルギー

アレルギーをお持ちですか?

ペット

何かペットを飼われていますか?

病気の解釈

今回の症状に関して、何か思い当ることはありますか?

クロージング

何か質問はありますか?
言い残したことはありますか?
これで医療面接を終了させていただきます。別室で身体診察をさせていただきますので、しばらく外でお待ちくださいませ。

会話の流れ

最初の質問

必ず、「本日はどうされました?」といった開放的質問でスタートする。

まとめをする

ここまでお聞きしたことをまとめさせていただきます。

質問

何か質問はありますでしょうか?他に言っておきたい症状などをございますか?

共感

「それは大変ですよね」といった共感の言葉。「〜が痛いんですね」といったオウム返しをする。

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