概要

初期研修2年終了後に専門分野に進むことになるが、この選択は研修医の頭を悩ませる。2004年から研修医制度が義務化されて以降、多くの診療科を経験できるようになり、吟味できる情報が増えてしまったからだ。下記に客観データと主観を示す。診療科選びの参考にしてほしい。

客観データ

診療科別医師数の変化

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参考:厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/33-20.html

医師総数は増加しており、それを上回るスピードで精神科医数が増加している。他には、眼科、整形外科も増加しているが、近年は横ばいの状態である。減少傾向にあるのは、小児産婦、外科である。ハードであることに加えて、近年の少子化傾向も小児科産婦人科医の減少に拍車をかけていると考えられる。
精神科医師数に関しては、20年前の1.5倍となっているうえ、精神科病床数を減らす方針もあり、医師数が過剰傾向にあると言える。
眼科医に関しても、供給が過剰となった結果、一時のコンタクトバブルは崩壊したと言える。

米国医師の年収

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順位診療科年収($)
1整形外科413,000
2心臓血管外科351,000
3泌尿器科348,000
4消化器外科348,000
5放射線科340,000
6麻酔科医338,000
7形成外科321,000
8皮膚科医308,000
9一般外科295,000
10眼科医291,000

日本では診療科による給与格差は小さいが、アメリカでは非常に大きい。外科系診療科が年収のTOPを占め、内科や精神科などは報酬が低くなっている。

女医比率

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順位診療科女医比率
1皮膚科42.1
2眼科37.4
3小児科33.0
4産婦人科28.7
5形成外科23.7
6精神科20.6
7耳鼻咽喉科19.5
8内科15.5

女医が多い診療科は、QOLの高い皮膚科、眼科、診察の上で女性が重宝される産婦人科、小児科などである。

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