概要

出版社海馬書房
著者様々
改定5〜10年
分野内科系神経・遺伝・免疫、感染症・血液
代謝・内分泌、腎・呼吸器、循環器、消化器・膠原病
外科系外科総論・脳神経外科、消化器外科・小児外科
小児科、婦人科、産科
マイナー系耳鼻咽喉科、眼科、麻酔科、精神科
皮膚科、放射線科、泌尿器科
整形外科、公衆衛生
価格3,800円〜5,400円
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解説

 海馬書房が発行する臨床系科目の教科書である。定期試験から医師国家試験まで使用することができ、愛用者は多い。他の簡易的教科書に比べて品ぞろえでは群を抜いており、マイナー科もほぼ完ぺきにカバーしている。最新版では、メジャー科目は赤、マイナー科目は緑のカバーで統一されている。
 しっかり勉強して試験に臨む方に向いている。自学自習できるほどの丁寧な説明であり、授業をあまり聞いていなかった場合でも学習を進めることができる。内容量はかなり多く、内科学は全6冊で2000ページであり、下手な成書より詳しい部分も多く見られる。例えば、外科1の脳腫瘍、脳血管性障害などの部分は詳しく、丁寧に解説されている。試験勉強を始める前に通読することで、大まかな理解が得られ、勉強の効率を上げてくれる。
 特筆すべきは各単元の終わりにあるまとめ部分「STEP」である。これは、2〜3ページにわたる単元の内容を数行程度で箇条書きしてまとめているものだ。時間がない時はここだけ読めばOKなぐらいにきっちりとポイントを押さえている。一冊につき100〜200程度のSTEPがあるが、試験前の復習にとても役に立つ。
 普通の教科書では解剖、生理からスタートするが、本書ではそれを排して、大切な所は各論に織り交ぜつつ解説するという工夫がなされている。ハリソン内科学などを読むのが理想ではあるがそれでは敷居が高すぎるという医学生に向いている。また、内科シリーズと外科シリーズはそれぞれに対応する箇所が記してあり、併用すると学習効果が高まるようになっている。
 欠点としては、画像やイラストの少なさが挙げられる。臨床科目を学ぶ上では解剖野イラストや病理の写真は必須である。しかし、本シリーズでは解剖図が物足りないため、別の解剖学書を開かなければいけない。せめて疾患を理解するうえで最低限のイラストを載せておいてくれるとありがたい。また、病理図はカラーであってこそ役に立つと思うのだが、本シリーズではほとんど白黒の写真(別ページにカラー掲載されているが使いづらい)であるため、組織の特徴をつかみづらい。
 時代の流れか、最新版では本シリーズでも図や写真が多く掲載されるようになっている。ただ、これだけでは物足りないので図表専用の教科書を併用する必要はある。

画像

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