解説 †
- 「エッセンシャル」と呼ばれる生命科学の教科書。「Essential Cell Biology」の和訳版である。
- 高校生物・化学から大学の発生学、細胞生物学への橋渡しとなる本である。分厚い本であるが、単元ごとに見るとコンパクトにまとまっており、図も多くて読みやすい。章末にはまとめの問題が付いており、試験対策にも使える。生命科学の教科書はエッセンシャルの質が抜きに出ているため、多くの医学生が使用している。
- 重いので単元ごとに切り取って使うと持ち運びに便利である。内容はそれほど深入りしていないため、高校で生物を選択した人にとっては範囲の被るテーマも多いだろう。
生化学の勉強をする前に読んでおくと理解が深まる。
- 医学部学士編入試験の試験対策としても用いられる。
Good †
- 世界的に定評のある生物学の本。
- 医学部以外にも理系学部の教養課程でよくつかわれている。
- 医学部編入試験にも使える教科書。
- 白質の転写・翻訳のあたりは日本の他の教科書に比べて大変わかりやすく・かつ詳しい。
- 図表が綺麗なためイメージを把握しやすい。
Bad †
- 生物をほとんど勉強していない人はとっつきづらいかも。
- 大学1、2年生レベルに適しているが、それ以上勉強しようと思うと別途専門書が必要。
データ †
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 改訂 | 価格 |
Essential細胞生物学 | Bruce Alberts | 870 | 南江堂 | 約5年 | 8,400円 |
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