古い本であるが、婦人科領域の画像診断で名の通った一冊。婦人科領域はMRIが中心であり、しかも見慣れない矢状断。苦手意識を持つ人も多いと思うが、本書は写真が豊富で文章も簡潔なので、3日もあれば十分読める。読み終わるころには婦人科MRIに全く抵抗がなくなるはずである。
この本で基礎を身につけ、婦人科MRIアトラスにつなげれば完璧である。学生レベルならば本書一冊を図書館で読む程度で十分。
・婦人科MRIの読み方について、正常構造に始まり、主要疾患の画像診断におけるポイントが、key filmとともに記載されている。何を持って鑑別点とするかが、明確に記述されており、大変わかりやすい。
・図の矢印や脚注が違ったりの誤植が目立つ。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
婦人科MRIの読み方 | 富樫かおり | 113 | 医学書院 | 1997/06 | 4,935円 | ○ |