婦人科学で学ぶこと

婦人科学では女性に特有の疾患を学ぶ。子宮内膜症、子宮頚癌、乳癌などである。疾患を学ぶ上で、解剖学、病理学、生理学の知識は必須である。

解剖学:子宮や付属器の位置関係を把握する。子宮内膜症の病態や人工授精の適応を知る上で大切である。血管の分岐が左右で微妙に異なっていたりするので、そのあたりも大切である。

病理学:卵巣腫瘍は病理学分類で何十にも分けられている。主要な組織像を把握しておく必要がある。

生理学:月経周期に関するホルモンの把握は病態と結び付くため非常に大切である。どの時期にどんな検査が可能かも知っておく必要がある。

また、婦人科領域では放射線被爆のない超音波検査が重宝される。超音波画像は鑑別が難しいものが多いため、多くの画像を見て慣れておく必要がある。子宮内膜症と腺筋症、チョコレートのう胞、漿液性のう胞腺腫と粘液性のう胞腺腫の鑑別ぐらいはできるようにしておかなければいけない。

婦人科学教科書の選び方

STEP産婦人科1は大変読みやすく、授業を聞いていなくてもとっつきやすいが、乳腺領域が含まれていないことが欠点である。また、画像が白黒であるため、病理画像はほとんど役に立たない。

その点は病気がみえる9・婦人科・乳腺外科の方が優れている。まとまりも良いため、授業である程度の理解が得られていたらこちらでもいいかもしれない。解剖も分かりやすい。

画像診断に関しては、婦人科MRIの読み方を一読して、婦人科MRIアトラスを眺めれば大分理解度が高まってくる。

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