小児科では、新生児期から主に学童期、場合によっては思春期の成長発達過程を学ぶ。成人との比較をしながら、ほぼ全診療科にわたって身体的特徴や疾患を学んでいく。大学によっては「小児科」単体の授業を設けず、循環器、感染症などの授業に付随して小児科を教えるところもある。その方が成人との違いを比較しやすいのかもしれない。
全ての診療科目を含むため、小児科の範囲は膨大である。STEP小児科が詳しいとは言っても、小児科の範囲を考えると表面的である。小児科の場合は、各科の学習の際に小児科領域をきっちりと押さえていくことが大切である。教科書は、そのまとめのために読むのが目的となる。
医学生の中ではSTEP小児科、国試小児科学、標準小児科学が支持されている。標準小児科学が頭一つ詳しいが、基本はどれも変わらない。国試小児科学は医師国家試験まで使えるため便利である。
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