解剖学の内容

  • 解剖学では人体のマクロ的な正常構造を把握していく。
    • これに対して、組織学ではミクロ的な解剖を学んでいく。
  • 学習の課程では、座学での知識学習と解剖学実習を併用する。
  • 実習では、直接人体に接することで骨、筋肉、臓器、血管の走行などの構造部位を学ぶ
  • 「医学生らしさ」を実感できる初めての科目であるが、科目の重要性も非常に高い。
  • 解剖が分からないと4年生で学ぶ臨床科目の理解も悪くなってしまう。
  • 情報量や重要性などを考えると基礎医学の核となる科目である。

解剖学教科書の選び方

  1. テキスト解説:解剖学講義イラスト解剖学人体の正常構造と機能
  2. 解剖図:ネッター解剖学アトラスプロメテウス解剖学アトラス

部位の把握と生理機能の把握を求められるので、,鉢△1冊ずつ揃える必要がある。
人体の正常構造と機能と解剖図一冊は、臨床講義や医師国家試験対策までずっと使用する。絶対に買っておいた方が良い。私はこれらを買わずに解剖学試験を乗り切ったが、高学年になってから買い直すはめになった。

テキスト解説書

 テキスト解説書は解剖学講義が最も医学生に人気である。覚えづらい部位(血管の分岐等)を分かりやすい概略図で書いてあるので、暗記の助けになる。また、生理機能についても詳しい解説があるので、病態生理を問われる試験にも対応できる。イラスト解剖学は病態生理に偏った内容になっているため、解剖の実習初期には必要ないかもしれないが、後半の試験では重要性を増してくる。神経分野が詳しいため、4年生の臨床講義になってからでもとても役に立つ良書である。買っておいて損はない。人体の正常構造と機能は生理学に重点を置いて解剖を解説している。広く浅くといった感じで、これのみでテストに対応することは難しいが、生理学、生化学、消化器などいろいろな科目で使用できるので、コストパフォーマンスは良い。

図説

 解剖図はネッター解剖学アトラスプロメテウス解剖学アトラスである。プロメテウスの方が詳しいが、ネッターで十分である。ネッターでも相当な情報量であり、普通なら全て覚えるのは不可能だ。また、一冊に全範囲の解剖図が載っているのが良い。プロメテウスは詳しすぎる分だけ分冊版になっている。図の綺麗さで言ったらどちらも申し分ない。解剖図は実習に持ち込んで、書き込みながら覚えていくのがいい。学校では、骨学・解剖学実習の手びきを教科書的な役割に指定するところもある。こちらは各部の名称が全て載っていない箇所もあるため、いずれにしろアトラスは必要になってくる。
 アトラス系は値段は高いが、最初に買っておけば必ず役に立つ。医師国家試験や研修医時代にも大変利用価値はある。

解剖学の重要性

 医学部に入ったと周りに言えば「解剖やるんでしょ?」と聞かれるぐらい、医学生=解剖のイメージが定着している。実際は、6年間に占める解剖実習の時間数はそれほど多いものではないが、臨床医学を学ぶ上では非常に重要なものとなっている。
どの臨床科目を学ぶにしても、解剖が分からなければ病態生理が理解できないものばかりである。ゆえに、解剖に関しては、上級生になっても頻繁に教科書を見直すことになる。2年生の時はとにかく解剖の勉強をしっかりやって、後に見直した時に記憶の入りをよくしておくことが大切である。そうすることで随分と勉強効率が上がるだろう。

分野別

骨・筋肉→運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学
心血管→循環器診療に活かす心臓血管解剖学

解剖学の教科書一覧

分類教科書詳しさ
総合グレイ解剖学☆☆☆☆☆
解剖学講義☆☆☆☆
トートラ解剖学?
スネル臨床解剖学
イラスト解剖学☆☆☆
ムーア臨床解剖学
人体の正常構造と機能☆☆
神経マーティン神経解剖学?☆☆☆☆☆
臨床神経解剖学?☆☆☆☆
実習骨学・解剖学実習の手びき-
図説プロメテウス解剖学アトラス☆☆☆☆☆
ハインズ神経解剖学アトラス
ネッター解剖学アトラス☆☆☆☆
骨単・脳単・肉単・臓単☆☆
洋書Principles of Human Anatomy☆☆☆☆
Principles of Neural Science
洋書図説Atlas of Human Anatomy
Grant's Atlas of Anatomy

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 低学年でどれだけやってもポリクリの時には忘れてるから、やり過ぎ注意。解剖学講義なんか必要なし。内科の医者が手根骨を全て覚えているわけではない。 -- 2017-03-10 (金) 23:31:57
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