全世界の医師、医学生が使用している内科学のバイブル。内科学の総論を網羅しており、臨床面からのアプローチを主としている。アメリカの教科書なので日本の医師国家試験には向かないが、ポリクリに携帯するには厚さ、内容ともに適している。詳しい教科書で調べた補足的なことを書き足しておけば、さらに質の高い携帯書となる。
全ての疾患を網羅しているわけではないので、細かい内容は他の専門分野別の教科書で調べる必要がある。
ワシントン外科マニュアルは、外科領域を網羅しており、実地に即した知識(各疾患の病態生理・原因・症状・合併症・治療)が整理されている。一般外科だけでなく、泌尿器・小児外科・頭頸部外科・外傷についても記載されている。
ハリソン内科学は多方面からのアプローチ、ワシントンマニュアルは臨床面からのアプローチをしている。
・evidenceの質が高い。一つ一つのcaseに対してさまざまなevidenceが検討されていて、紙面の許す限り基となったpaperが掲載されている。
・レベル的には受験参考書のイヤーノート?の2ランク上といった感じ。
・年々厚くなって、しかもサイズが大きいので白衣に入らない。
書名 | 翻訳 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
ワシントンマニュアル | 高久史麿, 和田攻 | 1128 | MEDSi | 2011/03 | 8,820円 | ○ |
循環器内科 | 池田宇一 | 460 | 2010/03 | 6,300円 | ○ | |
外科 | 住永佳久, 小西文雄ら | 968 | 2009/12 | 8,400円 | ○ |