神経解剖の範囲に焦点を絞ったアトラス。構造と機能の関連を重視し、血流供給路の理解と臨床的事項との関連に配慮した構成が特徴であり、 中枢神経系の地図帳のような存在である。図と写真が鮮明でありとても見やすい。神経伝導路が極めて明快に赤、青、緑の三色刷りで示され、臨床的事項と主要な神経伝達物質が解説されている。立体構造の理解しにくい線条体や視床および中脳の関係を矢状断で解説しているのは非常に分かりやすい。
本の厚さを考えても実習に携帯するのに適している。ネッター解剖学アトラスを使用している場合は、神経の部分が手薄になるため、この本で補うのが良い。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
ハインズ神経解剖学アトラス | デュアン・E. ハインズ | 352 | MEDSi | 2013/09 | 7,560円 | ○ |