ハーパー生化学と並ぶ本格的な生化学の教科書。最新の分子生物学の知識を踏まえて、細胞内の現象を取り上げている。「なぜ」そのような減少が細胞内で起こるのかを詳しく解説している。より、深く理解したい方向け。少々字が小さいが、図が綺麗で見やすいため、アメリカでは生化学教科書のスタンダードとされている。また、分子生物学の記述が詳しいため、多くの大学で並行して学習するであろう「分子遺伝学」の授業にも使える。知識の量は生化学の教科書の中でもトップクラスである。
入門書ではないため、シンプル生化学等のコンパクトテキストと併用する必要がある。
・かなり勤勉な学生が持っているイメージ。
・このような教科書は字ばかりのイメージであるが、ストライヤーは図も精細で分かりやすい。
・生化学の奥深さを味わうことができる。
・オールカラーでリファレンスや図表などが充実しており、生命現象の基礎知識をほぼ網羅することができる。
・カバーがしっかりしているため、教科書の中では最も重たい。
・ハーパーに比べて深く突っ込んだ記述があるが、その分だけ網羅性に欠ける印象がある。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
ストライヤー生化学 | Jeremy M.Berg | 1104 | 東京化学同人 | 2013/02 | 14,595円 | ○ |