薬理学の教科書では最もコンパクトにまとまった本である。内容量的には、NEW薬理学、カッツング薬理学、の半分以下なので調べ物をするのには物足りないかもしれないが、試験対策はこれで十分である。内容量が少ないとは言っても、基礎的な部分は結構しっかり記述してあり、薬理の総論は理解しやすい。各章末には現在使用されている医薬品を薬効別に整理した表「薬物のまとめ」と、内容についての理解を確認できる「セルフチェック」が付いているため最終確認にも使える。シンプル薬理学を使用し、他の大型本で調べ物をするという形式が最も効率が良い。
・英語名への対応が不十分。
・巻末索引が物足りない。
・あくまで試験対策向きで、それ以上深く学習しようとすると物足りない。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
シンプル薬理学 | 野村隆英、石川直久 | 328 | 南江堂 | 2008/12 | 2,940円 | ○ |