生理学テキストと同じ位置づけの教科書である。それほど深く掘り下げずに、全体をまんべんなく把握するというコンセプトで作られている。試験対策用であるが、医学生の多くは生理学テキストの方を用いている。理由としては、生理学テキストの方が少し解説が詳しいことと、専門用語の解説がしっかりしているということが挙げられる。シンプル生理学の場合は、いつのまにか「大脳脚」「四丘体」等々の聞きなれない言葉が出てきて、理解しづらい部分があるからである。冒頭に簡単な解剖図なりの簡単な解説をつけてくれると分かり易いと思う。
・初めて生理学を学ぶ人に適している。
・標準生理学等の解説が詳しい教科書を必要とする。
・図がもう少し奇麗だと読みやすい。
書名 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 発売日 | 価格 | Amazon |
シンプル生理学 | 貴邑冨久子、根来英雄 | 352 | 南江堂 | 2008/04 | 3,045円 | ○ |